劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

 冬のはいふり以来となった久しぶりの映画鑑賞はヴァイオレット・エヴァーガーデン。実質の完結編でもあり、多数のスタッフの遺作ともなった今作は「開始5分で泣く」と感想で流れてきて、泣きの作品だということは分かっているけど、5分とは一体何事だと見たら本当に冒頭だけで涙目にされたという。そこからの「タオル必須」「替えのマスクも持っていけ」といった感想も事実だったというのがまた。そんな感想は大量に流れてきても、ネタバレに関してはが全く流れてこなかったのにはファンの民度の高さが伺える。

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 –

 9/18の劇場版の公開に合わせて、昨年期間限定で公開された外伝がNetflixで配信開始。本編のアフターストーリーで、戦災孤児の少女エイミーとまだ幼いテイラーの二人が姉妹として生きていこうとするもののその生活は苦しく長くは続かず、エイミーはテイラーのためにその名前を捨てて貴族の実父に迎えられ、そしてテイラーは生活を約束されて孤児院へ行くことに。そしてイザベラ・ヨークとなった少女は教育係として派遣されたヴァイオレット・エヴァーガーデンと出会う──、という前半。そしてその3年後、テイラーは孤児院を抜け出してヴァイオレットとエイミーからの手紙を頼りにC.H郵便社を訪れる──、という後半からなる二部構成。

 この構成が素晴らしく、エイミーとテイラーが互いを想い互いに手紙を書く、というストーリーを対比させて一つの物語が完成するのは見事としか。柔らかい檻のような学校での生活がテイラーとの厳しくとも暖かな生活を否応なく思い出すイザベラ。新しい環境の中でエイミーに優しくされた記憶がだんだんおぼろげになってきたテイラー。嫁いだ先で隠されたようにひっそり生きるイザベラ。孤児院を飛び出し、郵便配達人を夢見るテイラー。その二人の想いを受け、手紙でつないでいくのがヴァイオレットであり、後半はベネディクトの役目。ストーリー自体は手紙で互いの想いを確かめるところまでで直接出会うことなく終わるものの、それが二人の物語はまだ途中という未来への希望のある終わりが、余韻をより感じさせる素晴らしい作品になっているかと。

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 公開日決定

 色々あって延期に延期を重ねていた「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の公開日が9月18日(金)に決定とのこと。いかん予告だけでもう泣く。公開までにNetflixで見直しておこう。

2019年は映画館で映画を見たという話

 映画はTVかレンタルで見るものであって、最後に映画館に行ったのは一体いつのことか分からないくらいには映画館に行かない人種なんだけど、昨年末に劇場版ラブライブ!サンシャイン!!のCD付前売券を7netで買ったとこから久しぶりに映画館に行って映画を見ることに。丁度時間を取れる&連続して見てみたい作品が続いたことから、なんだかんだで6作9回見てた。普段から映画を見る人からすれば大したことのない数字だけど、自分からすればすごい数字。

 映画館といっても最近主流の大型ショッピングモール併設のシネコンで、初めて利用してみたけど、大きなスクリーンと音響で見る映画はいいものだ。まあ席と近くの客にもよるけど今の所外れはない。スクリーンが近いと迫力はあるけど、首の角度と左右両端への視線移動が大変で、遠いと前の席の客の動きが地味に気になる。どの映画にも最前列中央に座る客がいるけど、どうやって見ているんだろうという素朴な疑問。

「ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow」

 TV版1,2期の完結編位置。こちらの予想以上にアニメシリーズのストーリーを終わらせにきたことに驚く。TVシリーズから通して見ると問題児1年生3人(+1人)の成長ぶりに泣かされるし、AqoursだけでなくSaint Snowの物語にもなっていて満足度高し。入場特典は狙って2~4、9周目の色紙を回収。

「劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」

 ラーメン屋に行ったら期待通りのラーメンが出てきたという批評がおそろしく正しい。TVシリーズのお約束が分かる世代にはがっつりハマる出来。これまでの主題歌の使い方は本当に贅沢で、かかる度に「きた!」という気持ちにさせられる。懐かしさで「doramatic master」のCDを買った。

「スパイダーマン:スパイダーバース」

 スパイダーマンシリーズ作品は見たことなかったけど、ストーリー自体は難しいことはなく、主人公の少年が憧れのヒーローの意志を引き継ぐ物語なので気楽に楽しめた。まあ身も蓋もないことを言うとストーリーよりも映像美がメインかと。それにしてもあのCGはスクリーンで見てこその迫力。

「プロメア」

 今石洋之×中島かずきの組み合わせは見るしかないでしょ。こちらもまたラーメン屋でラーメンが頼んでないけど特盛で出てきて、なんかもうお腹いっぱいになる映画。面白かったしネットでの評判もよかったけどアニメとマイナー作品に厳しい地元ではあっさり上映が終わって、そこからどんどん人気が出てきたという。早めに見に行っておいてよかった。

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」

 例の事件の後だったため、行って支援になるのならと直前にTV版をNetflixでまとめて見てから映画館へ。泣かせにくるのは分かっていたのに本当に泣かせられた。2部構成が本当に上手い上に、あの未来ある終わりは素晴らしい。1周目に行ったけど入場特典はもちろん、グッズの物販までも何も残っていなかったのには驚いた。しかたないのでパンフレットは通販で購入することに。

「ジョーカー」

 バットマンシリーズもまた全然見ていないんだけど、PVの時点でこれは見ておきたいという直感が働いたので。結果としては別にシリーズを見ていなくてもOK。見る側の人間性を試される傑作だったかと。まあ色々と考えてしまうなあれは。

 

 見たいとは思っていたけど、時間が取れなくて見れなかったのが「アリータ:バトル・エンジェル」。近場の劇場では公開がなかったのが「蒼穹のファフナーTHE BEYOND」「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」。

 2020年は「劇場版ハイスクール・フリート」を見る予定。後は未定。