「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」アニメ 11話 雑感

 放送前「まああのスタッフならうまいところ解決してくれるでしょHAHAHA」

 放送後「マジか」

 スクールアイドルフェスティバルという目標が決まり、その開催に向けて動き出す同好会のメンバーたち。それぞれにやりたいステージがあるために肝心の会場が決まらず、申請を出した生徒会にもその不備を問われる。それでも東雲学院、藤黄学園の協力の取り付け、生徒会への再申請など侑は自分のできることをやろうとする──。

 溜めに溜めたぽむゲージMAXからの衝撃の展開にTL騒然。これまでの回でもこちらの予想の上をいってはいたけれど、今回は一段と遥か上を直行。歩夢は1、2話の見せ場以降は目立った活躍も他のメンバーとの強い絡みもなく、侑の行動に反応するくらいの立ち位置だっただけに、これは終盤に爆発しそうだなとは予想していたものの、まさかそこまでやるのかと。正直にびっくりだよ。これまで積み重ねてきたものがあるとはいえ、ほぼラストの2分だけで今期のそうそうたる百合アニメ、百合キャラのランキングをごぼう抜きしてトップに躍り出るとは思っていもいなかった。足締めと重ねスマホの描写が強すぎる。

 そのラストの描写のインパクトに目が向くものの、そこに至るまでの演出も徹底されていて、スタッフの気合の入り方というか執念を感じるくらい。リストアップしてみたけどまだあるかも。

  • 手にするカップを流れる滴。(周り、メンバーとの温度差)
  • バス待ちで親子標識。(手をつないで離さないように、いつも一緒に)
  • バスに乗る侑、残る歩夢。(進む、止まる)
  • ピンク色だけが欠けた虹のクッキー。(不完全)
  • お揃いのパスケース。(二人一緒に同じ場所へ。定期券は決まった範囲にしかいけない)
  • 矢印標識。(二人の進行方向。一人は先へ、一人は停滞。右折(ゆうせつ)禁止とも)
  • 赤信号。(危険信号)
  • 非常口標識。(避難先、逃げ込める場所)
  • 侑の手で隠れる歩夢の顔。(見せられないよ!)
  • カメラの動き。(歩夢ぐらぐら→侑ピタ止め)
  • 足締め&重ねスマホ。(わたしだけのもの、引き留め)

 これだけの描写にこれは百合だ、これはレズだ、これは友情だと見た側の反応は様々で、「二人で一緒の夢を見るはずだった親友は別の夢を持っていた」「新しい知り合いが自分の知らない親友の姿を知っている」「親友は明確な目標を持っているのに自分にはない」「親友は一番大切な一人なのに自分はその他大勢の中の一人」などなどの感情と思いが混ざり合っているだけに明確に言えるものではないのかと。それだけに見た側の感情が試される。まさかニジガクでこんな特濃な感情の人間ドラマを見せられるとは思わなんだ。さすがに次回で解決に向かうとは思うものの予想は裏切られるものだけにさてどうなる。

 その他個人的ポイント

  • 副会長いいキャラ。
  • 生えてくるかすみん。
  • ひめかりで顎クイ。
  • かわいいかすみんボックスかわいい。
  • 久しぶりのはんぺん。
  • 副会長はせつ菜推し。
  • 副せつ?副菜々?
  • わたし、知らない。
  • わ た し の し ら な い ゆ う ち ゃ ん が い る。
  • 足キュッからの重ねスマホ。
  • 次回の直前生放送のゲストはあぐぽん。一人。