「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」アニメ 8話 雑感

 エマ、彼方に続くスクフェス組の三人目となる桜坂しずく。部員アルバムの栄えあるNo.1ということで一体何百何千のしずくを練習相手にしてきたのだろうか。そんな最初期キャラなだけにあまり尖った特徴がないところが特徴でキャラとしては弱い感はあるものの、PDP選出後はすごいてんふぇすでエマと彼方を相手にいい具合にキャラに肉付けされたというイメージ。あとにじよんも。

 校内新聞の取材を受けるなどスクールアイドル同好会の活動が注目される中、演劇部の次の舞台の主演に抜擢されたしずく。藤黄学園との合同演劇祭での開催ということもあり、期待されていたはずのしずくは部長から「役に合っていない」と降板を言い渡される。役と重ねて本当の自分をさらけ出すことに極端に怖がり思い悩むしずくは、その様子を気遣ったかすみと璃奈の二人に遊びに連れ出されるものの──。

 そんな感じでしずくをメインにした1年生回となった8話は、本当の自分を見せた時に周りの人は自分のことをどう思うだろうか、見せられるだろうか、という普遍的な問題をしずく、かすみ、璃奈の1年生三人にあてて、自分の内面との対話を舞台劇で行うというギミックを用いたストーリーは青春物としてもなかなかに見応えのあるものに。常に仮面を被り本心も隠すしずく、ボードを被ることで本心を伝える術を見出した璃奈、認められないことがあったとしてもかわいいを演じ続けるかすみの三者三様の仮面と演技の題材は、これまでのストーリーの積み重ねもあってさらに一段キャラを掘り下げることになったのではないかと。しずくの悩みは半ばかすみの勢いで押し切った感はあるものの、百の理屈よりも「グダグダ言ってるお前も含めて全部好きだと言ってやる!」の言葉一つで押し切った方がかすみらしいので問題なし。それにしても毎回個人回でそれぞれに問題の発生と解決、ライブという基本の流れはできているものの、一辺倒にならずに飽きさせない作りになっているのはさすがとしか。

 その他個人的ポイント。

  • マスクドしず子。
  • いろは組と仲良し。
  • かわいいって言われたことないぞ。
  • 藤黄から姫乃と美咲。
  • 涼は舞台に、小雪は観客席にいそう。
  • 担々麵完食。
  • 高速拍手かすみ。
  • 濃厚なしずかすからの部しず。
  • 次回の直前生放送のゲストはかおりん。