放課後ていぼう日誌 放送再開のお知らせ

 コロナの影響で延期していた「放課後ていぼう日誌」が7月より再開が決定。まるっと1クール移動&再度1話からの放送になったので先の3話までは先行公開で、7月より本公開という気持ちで見るのが正解か。プライムビデオなどの配信は4話以降を放送に合わせて配信とのこと。それまでにアニメとコミックを見直しておこう。

小坂泰之「放課後ていぼう日誌」

 今期アニメとして3話まで放送配信されたものの、コロナ騒動の影響で4話以降の予定が完全に未定となり再開まで待ちきれなかったので単行本既刊6巻までまとめて買ってきた。1巻のみKindleでプライム対象だったのでこちらで試し読みしてからの購入。結果から言うと大当たり。

 ストーリーは割とオーソドックスで、主人公が周りの人間の影響で実際に体験していく内にどんどんハマっていくというタイプ。素人の各種体験、初心者向けのHOW TO要素、熊本芦北(劇中名熊元芦方)の自然風景、その場での締めと調理と食事、業界のルールとマナーなどなど、これらが物語の中にきっちり組み込まれていて、主人公の体験と感情を丁寧に描かれているだけに読む側が初心者であるほど面白い。実際読んでいる間は画像検索を開きっぱなしになるくらい。魚や仕掛けを画像検索で、土地をGoogle Mapで合わせて見るという楽しみ方もいいのではないかと。要素は別とはいえ「ゆるキャン」のノリと空気に近いものがあるので、そちらが好きな人にはおすすめ。

 それにしても先行して原作を読んでしまうと余計にアニメの早い再開に期待してしまう。アニメだと4巻のキス釣りあたりまでやる感じかな。夏にやってくれれば劇中の季節と合ってくるけどさてどうなる。